ほって はこんで
- 著者: しまだ ようこ, アンドリュー クロウソン
- タイトル: はたらくくるま ほってはこんで!
家族で本屋に行って、めずらしくのぶちゃんが選んだ本でした。大きくて重いけど、楽しそうな本だったのでワタシも同意して購入。
見てわかるとおり、ストーリーものではありません。いろんな はたらく くるま が、2ページにわたってそれぞれ1台づつドドーンと横たわっており、各車の働きの特徴部分が動くようになっているしかけえほんです。
バムとケロのにちようび
- 著者: 島田 ゆか
- タイトル: バムとケロのにちようび
またまたバムケロちゃんの登場です。
これがたぶんバムケロの最初の作品。最近のものと比べると、絵が少しくすんだ色合いで、バムちゃんの表情が豊かな気がします。
雨の日の日曜日。大好きなサッカーも砂遊びもできない。バムちゃんはお部屋で本を読もうと、まず掃除にとりかかります。
そうそう、本を読むには快適な環境作りから。 「エライねぇバムちゃん、おかたづけしてるよ」とか言いながら読む。
そこへ、雨大好き大歓迎のケロちゃんがどろんこになって帰ってきて、せっかくキレイになったお部屋が大変なことに…。
シューはケロちゃんが外の水溜りにダイブしている絵が大好き。シューもやります。長靴履いて水溜りを歩くのが大好きです。ワタシにも身におぼえがあるので、「げっ!ズボンまで泥が跳ねてるぅぅ!!」と思いつつ、これは黙認します。
バムちゃんはケロちゃんをお風呂に入れて(この風呂がまたカワイイ!)、一緒におやつを作って、本を選んで、、、。
裏表紙の絵まで楽しめるバムちゃんとケロちゃん。このシリーズは全部買いそうだなぁワタシ。
とこちゃんはどこ
- 著者: 松岡 享子, 加古 里子
- タイトル: とこちゃんはどこ
- ワタシも幼少の頃読んだ本なので、カテゴリーは「思い出の本」でもよかったんだけど、思惑通りシューが見事に楽しんでくれたので「シューの本」に分類しました。
外出先で目を離すと、あっというまにどこかに消えるシュー。とこちゃんも、市場で、動物園で、海で、お祭りで、親を青くさせます。たくさんの人ごみの中、とこちゃんの目印は赤い帽子。さぁどこにいるかな?という本です。
「とこちゃん、いたよ」
と先に言ってから探すシュー。見つけてから言いなさい。ズルじゃん。
ぶーちゃんとおにいちゃん
著者: 島田 ゆか
タイトル: ぶーちゃんとおにいちゃん
チョット前に『バムとケロのおかいもの』を紹介しました。これは同じ作家の絵本の最新刊。
ぶーちゃんはおにいちゃんが大好き。なんでもおにいちゃんのマネをしたがります。
バムケロ以来、この作家のファンになってしまったワタシ。今回も絵の中のいろんな雑貨に目移りしてしまう。洗面所や、テーブルやイス、ベッドやクッションがいちいち可愛い。
「見て~このコップ!」
「こんなとこにケロちゃんがいるよ」
お話を読んでは、絵に寄り道をして楽しむ。文の長い本はまだ苦手なシューも、この読み方が気にいってます。
シナの5にんきょうだい
著者: クレール・H・ビショップ, クルト・ヴィーゼ, かわもと さぶろう
タイトル: シナの五にんきょうだい
幼稚園にあった本で、大好きだった1冊。
一番目の兄さんは海の水を飲みほすことができました。
二番目は鉄のように固い首を持っていました。
三番目はどこまでも足を伸ばすことができました。
四番目は火の中でも平気でした。
五番目はいつまでも息をとめておくことができました。
そっくりな5人の兄弟が、それぞれの特技(?特徴?性質?持ち味?)を生かして困難を切り抜けるお話。
5人の不思議なワザをサラサラっとあっさり描いていて、子供心にとてもドキドキして読んだ記憶があります。
先日、図書館で久しぶりに手に取りました。やっぱり変わらず面白かった。シューもあと1年くらいしたら、何度も「読んで」と持ってくる本の中の1冊になること間違いないでしょう。
おふろだいすき
著者: 松岡 享子, 林 明子
タイトル: おふろだいすき
子供のころお風呂が好きだったかと言われると「?どーだったかなぁ…」特別大好きだったおぼえはない。頭をゴシゴシ洗われるのとか、熱い湯に肩までつかって数えるのとか(九九の時代もあったな)、イヤだったことは思い出せるんだけど。
でもシューを見てると、お風呂好きそうなんだよなぁ。ワタシの子供時代と比べると、オモチャの数も種類も多いし、いい匂いのボディソープやキャラクターのタオルなんかも豊富。お風呂好きになる要素はたっぷりあるかもね。
ところでこの「おふろだいすき」は、主人公の男の子がお風呂に入ってると、いろんな動物がお風呂の中から現れるというお話。亀、ペンギン、カバ、くじら…。特に動じる様子もなくカバの耳のうしろを丁寧に洗ってあげたりする僕。
「普通ビックリするよね」
「ありえないね」
などと、時々、夢ぶちこわしな感想をはきだしながら読んだりするダーティな母。
「でもカバさん気持ちよさそうだね」
「くじらさんは熱くないのかね」
お風呂という身近な現実と、そこから動物がどんどん出てきちゃう幻想的なお話と。シューはどういう受け止め方をしてるのかな。今度お風呂できいてみよう。
わたし ようちえんに いくの
著者: ローレンス アンホールト, Laurence Anholt, Catherine Anholt, 角野 栄子, キャスリーン アンホールト
タイトル: わたし ようちえんに いくの
ようちえんに行くのが不安なアンナ。新しい靴を買ってもらったけど、ひとりで履けるかな。妹はまだ赤ちゃんだから一緒に行けないし、ママも帰っちゃうし…どうしよう。
でも大丈夫!という、わかりやすい展開のお話。靴は先生がちゃんと履かせてくれたし、お友達もすぐに出来た。絵本を読んでくれる先生もいたし、お人形遊びもできるし、おやつもでた!ママが迎えに来る頃にはすっかり幼稚園が大好きになっていたアンナ。
シューが春から幼稚園に行くのでなんとなく手にした本でしたが、どうも女の子向けな感じでシューはあんまり好きじゃないみたい。息子が気にいる本はだいたいわかるつもりでいたけど、これはチョットハズレでした。
絵が可愛いし、ワタシは好きなタイプですけど。女の子ならきっと気にいってくれる1冊!。。。だと思う。。。
ことばえほん
著者: つちだ よしはる
タイトル: ことばえほん
シューが片言をしゃべりだした頃、義母が買ってくれた絵本。
物語ではなくて、朝起きて夜眠るまでのあらゆる動詞があふれている。
おきる、あらう、みがく、きがえる、なめる、かぶる、たつ、あるく、つなぐ、よける、ひっぱる、ゆでる、いためる、わる、のぞく、だく、しかる…
シューなりに好きな動詞をみつけたりして楽しめた本だった。
ちょっと知育絵本的な要素もあるけど、ひとつの動詞にひとつの絵が丁寧に添えられているので、飽きずに何度もリピートしていた。
プラムアイランド
プラムアイランドというのは疫病研究のための隔離された島で、ニューヨークからほど近い場所にある。
そこで働く化学者夫婦が自宅で殺され、彼らの所有するアイスボックスが盗まれた。生物戦のための致死性細菌を扱っているなどと噂があるプラムアイランドで働いていた化学者だけに、殺された理由にあらゆる憶測が飛び、人々を震撼させる。
FBIとかCIAとか細菌兵器とか感染動物実験とか、あまり馴染みがないだけに恐ろしい現代の犯罪小説かと思いきや、物語は途中でインディージョーンズ系おとぎ話チックな方向へ向かう。この辺りからぐんぐんストーリーに惹きこまれていく。
ワタシは小説を読むとき、必ずキャスティングをする。今回の主人公ジョン・コーリーはニューヨーク市警殺人課のタフな刑事。もうジョージ・クルーニー以外考えられないキャラクターだった。パートナーの刑事ベス・ペンローズはシャーリーズ・セロン。
読後は映画を1本観た感じ。娯楽小説だな。楽しめた。
ペレのあたらしいふく
著者: エルサ・ベスコフ, おのでら ゆりこ
タイトル: ペレのあたらしいふく
ペレという働き者の男の子の話。
着ている服が小さくなったのでペレは新しい服が欲しいなと思います。そこでまず、飼っている羊の毛を刈ります。
しかし、服を作る過程でペレが直接できることはここまで。
刈った毛を紡いで糸にしたり、その糸を染めたり織ったり、最終的に仕立てるまで、いろんな大人に頼みに行くのです。おばあちゃん、ペンキ屋さん、仕立て屋さん…。
これはgive&takeのお話。
各工程を大人に依頼するたび、ペレは他の用事を言いつけられます。畑仕事や買物や子守や牧場の仕事などなど。。。
子供の頃、この本を読みながら「タダでやってやれよ~!」と思ったことを鮮明に覚えています。どうして大人vs子供なのに、同格で仕事を言いつけるのかが不思議だった。ケチな大人たちだなぁと。
でも出来上がった服を着て教会にでかけるペレはとっても嬉しそうで、読者にも充実感を味わわせてもらえます。