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ジャーン!

2008年3月7日。
最後にこのブログを書いた日から、実に7年!

2008年6月に産まれたチビスケがもう小学生になる!

ブログを読み返したら、これ、もっとちゃんと続けて書いてこればよかったなーと後悔。
そして、チビスケの本も紹介したかった。

兄シューがひとりっ子だった頃、こんな風に絵本を読んでたんだなとか、読み手の私の気持ちとか、完全に忘れてることが、ちゃんと綴ってある。

ベッドルームの本棚には絵本が溢れてる。その本の思い出を、もう一度思い出しながらメモのつもりでここに記そうかな。。。


あかちゃんのゆりかご

レベッカ ボンド, Rebecca Bond, さくま ゆみこ
あかちゃんのゆりかご (世界の絵本)




もうすぐ赤ちゃんが生まれます。

おじいちゃんもおばあちゃんもパパもママもお兄ちゃんも、それはそれは楽しみにしています。

みんなでひとつのゆりかごを完成させていく過程で、

赤ちゃんがやってくるのを本当に楽しみにしているという気持ちがヒシヒシと伝わってくる、愛情いっぱいの絵本。

もうすぐお兄ちゃんになるシューに読んであげたくて購入。

「シューくんもモビール作りたいな~」

って言ってます。

おったまげたとごさくどん



ottamageta
サトシン, たごもり のりこ
おったまげたとごさくどん (ひまわりえほんシリーズ)

サトシンさんの本だ!!

アマゾンでも買えた!!



単純なダジャレのオンパレード。ここは読み手の腕のみせどころ。

おかげで5歳のシューが大爆笑です。

毎日かあさん

西原 理恵子
毎日かあさん カニ母編

ワタシも毎日かあさん です。

毎日毎日かあさんをやってる人は、うなずいたり笑ったり間違いなし。

こうして生まれる

ワタシの身体の中に、宇宙がある!


って、思いました。


アレグザンダー シアラス, バリー ワース, Alexander Tsiaras, Barry Werth, 古川 奈々子, 中林 正雄
こうして生まれる―受胎から誕生まで


ぐりとぐら

なかがわ りえこ, おおむら ゆりこ
ぐりとぐら

ごぞんじ名作『ぐりとぐら』。出産のお祝いにいただいて約3年、ずーっと本棚にあったんですが、最近やっと、こういうお話絵本に興味を持ち始め、夜、ベッドで読む本の候補に何度かあがるようになりました。


この『ぐりとぐら』が名作たる所以は、間違いなくあれでしょう、あのカステラです。

フライパンいっぱいにふくらんだ、ふわふわの黄色い大きなカステラ。そのページをめくったとたん、バターの香ばしいにおいが漂ってきそうな勢いです。


そのカステラの匂いにつられて集まってきた森の仲間と、みんなで仲良くわけて食べるのですが、よくみると、ライオンやゾウなど、

森にはいないだろ。

って、つっこみたくなるような動物もいます。



『ぐりとぐら』はシリーズがいくつかあるのですが、やっぱりこのカステラの本がナンバー1でしょう。

実は出産祝いにもう一冊セットでいただいたんですが、こちらの本は、最後まで全部聞いた後で

なかがわ りえこ, やまわき ゆりこ
ぐりとぐらとくるりくら

「これ、おもしろくないね。」

と言っていましたから。

その後、リクエストに上がることも無く、必ず

「ぐりとぐらのカステラの方読んで」

と言います。 まぁ好き嫌いもあると思うのですが、ワタシもこっちの方はあんまり面白いと思いませんでした。いかがでしょう?

book baton が まわってきたよ

oyasumi さんからまわってきました。

ワタシの本でお答えします。


☆今読んでる本

ここのところずーっと司馬遼の世界にどっぷりつかってました。

司馬 遼太郎
燃えよ剣 (上巻)

ちょうど昨日からコレ読んでます。

ダン・ブラウン, 越前 敏弥
ダ・ヴィンチ・コード (上)

古本屋チェーンで探したけど見つからず、「あそこならきっとあるな」と確信を持って、昔バイトしてた喫茶店に行ったらあった。店に置いてあるのではなく、私の読書の師匠であるマスター個人の所有物。さっそく借りてきました。


☆最後に買った本

古本屋チェーンで買って、まだ読んでないけど。たぶんこれが最後に買った本だと思う。

山崎 豊子
女系家族〈上〉
下巻も買ってあります。
定価で買った最後の本はコレ↓
村上 龍
13歳のハローワーク
☆よく読む作家、または思い入れの作家5人
ハマルとその人の本ばっか読み漁る傾向にあります。いろんな人にハマってきましたけど、ここ3年の間に渡り歩いてきたハマった作家5名あげます。
宮尾登美子
宮本輝
坂東眞砂子
藤沢周平
クラーク

☆よく読む本、または思い入れの本5冊

何度も読み返す本ってあんまりないなぁ。思い入れの本を5冊あげます。

佐藤 愛子
血脈 (上)

分厚いハードカバー、1冊約600ページが、上・中・下と3巻!自伝小説だけど、まさに昭和史って感じで読み応えがありました。

宮本 輝
流転の海
これが第一部。このあと第五部まであるらしいのですが、まだ第四部までしか出版されてません。その第四部までは読みました。ワタシの出会っちゃった系本。
森村 誠一
吉良忠臣蔵〈上〉
実は忠臣蔵ファンですが、この吉良側から見た忠臣蔵はちょっと目からウロコでした。
吉良はイジワルでもケチでもなく、浅野がネクラで世間知らずのコンプレックス野郎だったんです!
隆 慶一郎
吉原御免状
実は遊郭好きですが、この本は興味深いキーワードが満載で一気に読んでしまいました。宮本武蔵や徳川家康の秘密にも興奮しました。あ、これは『よく読む本』かもしれません。3回は読みなおしてるかも。
武論尊, 原 哲夫
北斗の拳 (1)
ぷっ♪いきなりマンガがランクインです。小説は山崎豊子とか坂東眞砂子とか、いろいろありすぎて最後の1冊に絞れませんでした。マンガも好きなのはいっぱいあるんですが、これは高校生の頃クラスで回し読みして、ほとんどのクラスメイトと北斗の拳ネタで盛り上がることができたという思い入れの一冊。もちろん全巻回したのは私です。
あと飲み会でもけっこう話題になりやすいですね。どのキャラが好きか~とか。ちなみにワタシはラオウ派です。

☆バトンをまわす人

5人もいない。。。絵本ブログじゃないけどいいかなぁ~。。。

もるぺぽ・ハナレ  のもるさん

曇りのち晴れ  のris@さん

お二人の読む本になんとなく興味があるのでまわしちゃいます♪



くろくんとふしぎなともだち

なかやみわ
くろくんとふしぎなともだち

ひさしぶりに某百貨店の三省堂へ行った。

シューがいつも最初に飛びつくのは電車関係の本だけど、最近はちょっと違ってきた。いろんなジャンルを自分から手にするようになった。


ワタシが電車系の本はもう買わないって、そろそろ気づいたのか?


そう、親にも理想がある。こういうの読んで欲しいなぁとか、これおもしろいなぁとかカワイイなぁとか。

で、いろいろ勧めてみて、お互いが歩み寄ったところあたりで、ハイご購入!となるわけだ。


今日もいつものように、こちらが勧めてみるものをことごとくお断りされた。さて何がいいかなぁとあれこれ検討している間に、気がつくとシューが夢中になって何か読んでいる。


それがこの『くろくんとふしぎなともだち』


クレヨンの黒色が主人公で、他の色がお友達。

くろくんは1人で散歩にでかける。そこでバスや船に出会って、

「あのー、ちょっと 走ってみてくれませんか?」

とお願いして、道路や海を描いてあげるというおはなし。

新幹線やトロッコ列車とも出会う。

線路や駅を描いてあげるくろくん。


もうシューの心をくすぐるキーワードが満載!

「シューくんコレにする!」

というわけで、今日はこれになりました。



アラビアン・ナイト

アラビアンナイト

著者: ディクソン, 中野 好夫
タイトル: アラビアン・ナイト 上・下  岩波少年文庫 2073

正確にいうと『思い出の本』ではない。シンドバットもアリババもアラジンも何度も読んだけど、この岩波少年文庫のディクソン編/中野好夫訳は初めて。シューと行った図書館で何気なく借りてきてしまった一冊。

 

シンドバットのお話は知らない冒険話がたくさんあった。ペルシア王やシナの王女の話も、まさにアラビア~ンな物語だけど初めて読んだ。初めてだけど、知ってるような感覚。なぜかって、それはアラビア~ンだから。

なんていうか、まぁ当然なんだけど、宝石・黄金至上主義とでもいいましょうか。オチがだいたい読める。美しさが最高に重要で、登場するどんな王子もお姫様も、みーんな「美しい」というだけで恋に落ちる。外見第一、性格は二の次。尊大でわがままで勝手で自己中だろうと関係ない。とにかく見た目が美しいことだけが最重要。すごく単純でわかりやすい価値観です。

 

王様は、生まれが卑しい貧乏臭い若者でも、見たこともない宝石を積まれれば、娘を嫁にやってしまう。

お姫様は、父上の言いつけにそむくなんてとんでもないことだから、と言う理由で、喜んでお嫁に行ってしまう。

ちょっと待てそれでいいのか、というようなオチでめでたしめでたし。

 

気になりだすといろんなことがひっかかりだす。子供の頃はその言葉の重さに気づかずに読んでるけど、アラビアン・ナイトは『奴隷』なしでは語れないほど奴隷がよく出てくる。白人奴隷や黒人奴隷、くろんぼなどと堂々と書いてあるし、悪いやつはユダヤ人かインド人だし、もう差別用語満載。

 

あと気になったのは、その翻訳された日本語です。

海の王女様グルナーレのお兄さんが、地上の王様に初めて挨拶に行ったときの一節。

「わたくしどもはグルナーレを心から愛し、かわいがっていました。だもんで、まだ小さいうちからたびたび結婚の申し込みはたくさんあり…云々」

これは標準語か。だとしても、王子様あたりが本の中で使う言葉としてはどうかと…。

まぁ笑わせてもらったんだけどもね。だもんでよしとしましょうか。


図書館にある、ロシアの民話とかスペインの昔話とか、小学生くらいの読み物を今になって読み返すと、大人になってからの発見というのも新鮮でおもしろいなぁと思う。

例えばロシアの昔話に出てくる主人公の男は、たいていイワンという名前で、三人兄弟の末っ子で、お人よしで優しくてバカと決まっている。読んだ話の7割がたそうだった。ほんとに。


日本語がおかしくても、差別用語満載でも、シューにはたくさんのいろんな本を読んで欲しいです。


ちびくろさんぼ

著者: ヘレン・バンナーマン, フランク・ドビアス, 光吉 夏弥
タイトル: ちびくろ・さんぼ
夫の実家にあった古い『ちびくろさんぼ』を読んであげたら、いたく気にいった様子のシュー。
「おとーさんのなまえは じゃんぼ、おかーさんのなまえはぁ~、まんぼ!」
と、帰りの車中でも嬉しそうに話している。シューにとってまさに出会っちゃった本なのかもしれない。
しかし、ワタシがその昔読んでいたちびくろさんぼと少し絵が違う。ワタシのはトラのバターがもっともっと美味しそうに描かれていた。

美味しそうなバターの絵のちびくろさんぼを探すべく、さっそく実家の書庫へ行く。少し前に増築したこの書庫には、ワタシや弟や従弟妹たちが読んだ懐かしい本がたくさん残っている。ここに入ると時間がたつのも忘れて読みふけってしまう。

なのに、ちびくろさんぼだけが無い!

母に訊いても父に訊いても、答えは同じだった。

「あんたちびくろさんぼ大好きでねぇ。あの本だけは表紙もとれちゃってボロボロだったで、たぶん処分したんじゃないかなぁ。」

・・・。確かに好きだったけど、そんなに愛読していたとは記憶にない。

「シューが気にいったみたいだで今度買ってきといて。最近、赤い表紙のデザインチックなのが出とるけど、あれはバターが美味しそうじゃないで、違う絵のやつにしてよ。バターが美味しそうな絵の本買ってきてよ。」

お願いする立場にしては、ずぅずぅしい注文をつける。それでも母は「はいはい」と心得た様子だった。


・・・のに!数日後、実家の書庫に並んでいたのは、赤い表紙のデザインチックなちびくろさんぼだった。しかも2冊。なぜ2冊も。。。

「1冊は持って帰っていいぞ~。」

ワタシの注文を聞いていなかったのんきな父の声。

そうですか。ありがとう…。


でもこの赤い表紙のちびくろさんぼ、バターは美味しそうじゃないけど、絵は洒落ていて可愛い。Tシャツにプリントしてあったら素敵かも。

というわけで、この夏、アイロンプリントちびくろさんぼTシャツ、デビュー決定。